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愛犬は水分摂取していますか?〜気づかないと危険な隠れ脱水症状〜

ホリスティックケアカウンセラー
西村百合子
[記事公開日] 2019-04-08 [最終更新日] 2019-10-07
実は意外と多い「水を飲まない」犬たち。1日のご飯の量やおやつの回数を気にしても、1日に必要な水分量となると「わからない」「知らない」と言う方も多いと思います。犬任せにしてると、もしかしたら「飲み過ぎ」または「少なすぎ」かもしれません。適性水分摂取量を知ることで、愛犬の健康管理をしましょう。
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愛犬は水分摂取していますか?〜気づかないと危険な隠れ脱水症状〜
たくさん遊んだあと、お散歩から帰ってきたあと、音を立てて思いっきり水を飲む犬の姿を見ると、なんだか微笑ましく感じませんか。健康な犬は、喉が渇いたり、カラダが要求すれば自分からすすんで水を飲むのが普通です。しかし、犬が水を飲まないという話をよく耳にします。最近では、手作り食や生食など水分の多い食事を与えられている犬も多く、食事からの摂取量で足りている場合もありますが、犬が水を飲まないことは大きな問題です。もしかしたら、軽い脱水症状を起こしているかもしれません。水を飲まないというお悩みがある場合は、この記事を参考にして、水分量が足りているかどうか確認してみてください。

犬にとっても水は必要不可欠

人間にとっても犬にとっても水を飲むことは生命を維持するためにとても大切なことです。犬の場合、水分不足から来る脱水は、消化器系、呼吸器系、泌尿器系などの疾患を招くことがあります。動物は体内の総水分の10%が失われると危篤状態に陥り、15%が失われると死に至ると言われています。このことは、熱中症による脱水から死に至ることからもご存知だと思います。しかしだからと言って、水分の摂り過ぎもよくありません。水の飲み過ぎから低ナトリウム血症、膀胱炎、糖尿病などの発症リスクが高まるのです。

水を飲まない原因を探ろう!

水を飲まないでいると気がつかないうちに発症してしまう隠れ脱水。犬が水を飲まない原因として考えられるのは、水を飲む食器が嫌い、新鮮な水が入っていない、シニアである、引越しをしたなどの環境の変化、病気を発症しているなどさまざまです。もし、若くて元気のある犬が水を飲まないようでしたら、食器に原因があるのかもしれません。その場合は、食器を変えたり、高さを変えてみたり工夫をしてみることをおすすめします。また、引越しなど環境の変化で水を飲まなくなってしまった時は、なるべく犬がリラックスできる環境づくりをしてあげることが大切です。気をつけなければいけないのは、熱中症などの体調不良、どこかに怪我をしている、病気を発症していて水を飲まなくなっているケースです。この場合は、深刻な脱水症状となっている可能性が考えられるので注意が必要です。

愛犬は水分摂取していますか?〜気づかないと危険な隠れ脱水症状〜

犬の適正水分摂取量とは?

アメリカには動物の飼養基準(NRC飼養基準)というものがあります。これを参考にした1日の必要水分量は、摂取カロリーと同量というものです。つまり、1日に400kcal摂取している犬には、400mlの水分量が必要となるのです。日本の獣医師会が示している1日の適正な水分量は、「132×体重(kg)の0.75乗」です。4kgの犬の適性水分量を計算すると381.83mlとなります。わかりやすい量に換算すると1kgあたり約100mlと覚えておきましょう。

水分摂取のためのひと工夫

水分が足りているかどうかを確認するには、歯茎の状態をチェックしてみましょう。すべすべツルツルした感じなら水分は足りていますが、乾いていたり、ネバネバしていたら水分不足です。また、暑くないから大丈夫という油断も禁物です。運動好きな犬や仔犬には適正な水分摂取が必要となります。しかし「ただの水だと飲まない」という犬も多いようです。そこで、犬が喜ぶ美味しい水を作ってあげましょう。鶏肉など肉のゆで汁、ハーブティーを薄めたもの(カモミールティーがベストです)、ハチミツやメープルシロップなど甘いものを数滴垂らす(入れ過ぎに注意が必要です)、レモンやオレンジの絞り汁などを水に混ぜてみてください。いつもとは違う香りのする水なら口をつけてくれるはずです。それでも飲まない場合は、ドライフードを水でふやかす、茹で野菜などを食事にトッピングするなどの工夫をしてみるのもいいでしょう。

ドライドッグフードを食べている場合は要注意!

ドッグフードに含まれる水分量は10%以下です。ほとんど水分が含まれていないと言っても良いでしょう。ドッグフードは、水分を含むと約3~4倍にふくれあがります。つまり、ふやかさずドライのまま食べている犬は、これを消化するためにカラダの中の水分を使っていることになります。常に、体内の水分を使っている状態で水を飲まずにいると、慢性的な脱水症状となってしまいます。これを隠れ脱水と言います。犬が水を欲しがらないからといって安心していると、思わぬ病気を招くことになります。日頃から、水をどのぐらい飲んだのか気にすることで、脱水症状を防ぐことができます。美味しい水をたっぷり補給して、いつまでも健康でられるカラダ作りをしてあげてください。

さいごに

犬が水を飲まない時は、必ず何かしらの原因が潜んでいます。隠れ脱水は、どの犬にも起こりえる症状で、これが引き金となって病気へと発展することもあります。人も犬も、ライフラインは水です。ご飯を食べれない時でも水さえ飲んでくれれば、と思う時もあるかもしれません。常に新鮮な水を用意して、いつでも飲める環境づくりはもちろん、水を飲みたくなるように工夫をしてあげることも大切です。脱水かどうかは、首の皮膚をつまんで引っ張り、引っ張った皮膚がすぐに元の位置に戻るかどうかで判断できます。脱水かも?と感じたら、この方法で確認してみてくださいね。

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