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これから犬を飼おうとしている人へ、どの犬種を選ぶ?」

動物看護士
安田明日香
[記事公開日]  [最終更新日]
犬を飼おうと思った時に、まず悩むのが「どの犬種にするか」だと思います。犬は有名なものだけでも何十種類もいて、その特徴も様々です。どんな基準でどの種類を選べばいいのかをまとめました
[ 目次 ]
これから犬を飼おうとしている人へ、どの犬種を選ぶ?」
犬を飼うと決めた時に、どの犬種を選ぶか迷う人も多いのではないでしょうか。犬種によって、特徴、性格、飼い方など全く異なってくるため、自分のライフスタイルや、家庭の環境などを考えて選ぶ必要があります。長い時間一緒に過ごすパートナーとなる犬なので、選ぶ基準や考え方などを学んでいきましょう。

まずは犬種を知る

犬を飼うには、まずはどんな犬がいるのか、その特徴や性格などを知る必要があります。また、子犬の時は小さくて可愛いと思っていても、成長したら大きくなりすぎて困るという話もあるので、成犬になった時を基準に考えましょう。
まず、犬は大きく分けて大型犬、中型犬、小型犬に分かれています。
大型犬はラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバーなどが有名です。個体によりますが20~40㎏ほどに成長し、多くの運動量と食事量が必要となります。室内での飼育も可能ですが、広いスペースが必要となります。ラブラドールやゴールデンなど大人しく賢い子が多い反面、狩猟犬などは気質の荒い子が多いので、大型犬でもそれぞれをよく知る必要があります。
中型犬は柴犬やコーギーなどが有名です。個体によりますが7㎏~20㎏ほどに成長し、室内でも室外でも飼育が可能です。運動量はある程度必要になるので、散歩は不可欠と言えるでしょう。柴犬などの日本犬は飼い主に忠実な性格の子が多く、コーギーは愛想がよく人懐っこい子が多い傾向にありますが、個体によって性格はそれぞれなのでよく知る必要があります。
小型犬はトイプードルやチワワ、ミニチュアダックスフンドなどが有名です。2㎏~7㎏ほどに成長し、室内での飼育を前提とした犬種です。食事量や運動量も大型犬と比べれば少ないため、飼育にかかる負担が比較的少ないと言えます。日本では小型犬が非常に人気で様々な犬種がいますが、それぞれ大人しい性格の子や元気な性格の子など個性があるので、よく知ってから決めるようにしましょう。

自分のライフスタイルを知る

ある程度犬種を知ることが出来たら、次は自分のライフスタイルを考えてみましょう。
犬の散歩などお世話にかける時間は十分にあるのか、一人暮らしなのか、小さな子供がいる家庭、お年寄りがいる家庭なのかなど、様々な観点から考える必要があります。例えば、一人暮らしで仕事が忙しく散歩の時間などをあまり取れないという人が、運動量が必要な中型犬や大型犬を飼うことは大変です。逆に、休日は犬と一緒にドッグスポーツやアウトドアなどを楽しみたいという人には、中型犬や大型犬は相性がいいのではないでしょうか。また、小さな子供がいる家庭やお年寄りがいる家庭は、猟犬など気性の荒い犬種の場合、犬はじゃれているつもりでも怪我をしてしまったり、力の強い大型犬の散歩で転倒してしまうなど、思わぬ事故を起こしてしまったりする可能性があります。飼い犬が成犬になった時に、きちんと扱うことができるかという基準はとても大切といえます。

飼う環境を考える

犬を飼うのが室内なのか室外なのか、どれくらいのスペースが確保できるのか、また住んでいる地域の気候なども含めて、犬を飼う環境を考える必要があります。マンションなどに住んでいる場合は、必然的に室内で飼える犬種になり、チワワやヨークシャテリアなどの小型犬が飼いやすいです。十分なスペースがあるのであれば中型犬や大型犬も可能ですが、小型犬と比べて足音や鳴き声なども大きいため、騒音対策は必要です。逆に、外で犬を飼いたい場合や番犬を考えているという場合は、小型犬は向いていません。外で飼育するのであれば、中型犬や大型犬などを考えましょう。しかし、真夏日や真冬日などは犬にかかる負担も大きいので、暑さ対策、寒さ対策をきちんと行えるようにしましょう。
もう一つ重要なのが、住んでいる地域の気候です。極端な例だと、もともとは雪の降る寒い地域で、ソリを引いて生き生きしているシベリアンハスキーを、沖縄などの暑い地域で飼うのは非常に大変です。シベリアハスキーは寒い地域の生まれなので、暑さには非常に弱い犬種とされています。犬種によって気候の得意不得意があるため、飼いたい犬種の特徴と共に原産国などのルーツを調べることをお勧めします。

同じ犬種でもそれぞれ性格がある

犬種ごとの特徴を理解して、飼う犬種を決めるという事はとても大切です。しかし、ここで一つ分かっておいて欲しい事は、「同じ犬種でもそれぞれ性格がある」という事です。ラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバーは大人しい性格、柴は飼い主に忠実な性格、コーギーは人懐っこい、と紹介しましたが、「そういう子が多い」という傾向であって、全員がそういう性格なわけではありません。同じラブラドールでも、元気一杯でおやんちゃなぐらいの子もいれば、とても大人しく人見知りするような子もいます。同じ犬種でも性格はそれぞれ違うのです。こうしたことを知らずに、イメージだけで犬種を選び、「こういう性格だと聞いていたから飼ったのに全然違う、こんな予定じゃなかった」と保健所に連れていかれてしまう子がいるのが現実です。長い時間を一緒に過ごすパートナーです。どの犬種を選んでも、きちんと個性を見てあげることが一番大切だと思います。

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