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ワクチンって何?今さら聞けない犬のワクチンの話

動物看護士
久保田舞
[記事公開日] 2018-04-23 [最終更新日] 2019-09-13
近年犬用ワクチンの接種率は上がってきていますが、実際にワクチンの内容を理解して接種しているオーナーさんが少ないのが現状です。
愛犬のワクチン接種、毎年しているけどホントに必要なの?毎年病院から案内ハガキが来るから接種しているけど何のワクチンを接種しているかわからない。ワクチンの種類がたくさんあるけどどれを接種したらいいの?など、わからないけど今さら聞けない!という疑問を解決していきたいと思います。
[ 目次 ]
    ワクチンって何?今さら聞けない犬のワクチンの話

    ワクチンとは?


      ワクチンとは病気の予防のために接種する病原体(ウイルス、菌など)のことです。
      ワクチンに含まれる病原体は無毒化または弱毒化されています。
      そのワクチンを接種し、免疫反応を利用して感染症を予防することを予防接種と言います。
      免疫とは一度出会った病原体を記憶するメカニズムのことで、病原体を記憶すると同時にその病原体への対処法も記憶していますので、感染を防いだり、感染しても重症化することを防ぎます。

    ワクチンを接種する時の注意点


    ・体調は良いですか?
       弱毒化・無毒化しているとは言え、体の中に病原体を入れるので体にはかなりの負担がかかります。
       当然ですが、健康でないと接種はできません。
       少しでも気になることがあれば獣医師に相談して接種しましょう。
    ・1週間以内にトリミングや旅行など特別な予定がありますか?
     ワクチン接種はストレスもかかります。さらにストレスがかかるような予定が
    ある場合は予定を変更するかワクチンの接種時期を変更しましょう。
     ワクチン接種でもトリミングでも旅行でも体調を崩す可能性があります。
     もし同じ時期に行って体調を崩してしまったら何が原因かわからなくなる為、今後
    のワクチン接種に影響が出ることもあります。
    接種前も2~3日は予定を入れない方が無難です。
    ・今までに受けたワクチン接種や注射、内服などで体調を崩したことはありませんか?
       ワクチン接種では病原体を体内に入れるので、アレルギー反応(副反応)を起こす
    ことがあります。
    一度アレルギー反応を起こしたことのある犬は、その後も起こす可能性が高い上
    にさらに強い反応が起きる可能性があると言われています。
    アレルギー反応は今までなかった犬でも急に起きることがある為、油断は禁物です。
    ・妊娠していませんか?
     妊娠中のワクチン接種は避けた方が安全です。
     もし妊娠中に接種時期が重なる場合は、交配前に接種しておくと良いでしょう。
    ・子犬の場合は離乳していますか?
       離乳していなくてもワクチン接種はできますが、接種後1週間は離乳できません。
    それでも差し支えがないか接種前に確認が必要です。
     授乳はかなりストレスとなります。子犬は特にストレスによる影響を受けやすい
    ですから、度重なるストレスは避けましょう。

    ワクチン接種プログラム


    なぜ、生まれた年のワクチン接種は何回もするの?と思っている方も多いと思います。
    ワクチン接種はお母さんからもらった母子免疫が存在する間は無効です。
    生まれて初めてのワクチン接種は、母子免疫が消失してからできるだけ早く行うのがベストです。
    しかし、母子免疫の消失時期は個体差があり、目にも見えません。
    早く接種しすぎると抗体を作る能力が備わっていないこともあります。
    その為、母子免疫が消失し始めると言われる生後2か月頃から数回にわたって接種するのです。
    1回目…生後2か月頃
    2回目…1回目から4週間後
    3回目…2回目から1年後、3回目以降は1年ごと
    一般的にはこのように接種する場合が多いですが、地域や流行している病気の有無などで変わる場合があります。

    ワクチン接種後の注意点


    接種後は愛犬の様子を良く観察しましょう。
    前述の通り、接種後はアレルギー反応が起きることがあります。稀ではありますが、ゼロにはならないのが現状です。
    1番酷い症状はアナフィラキシーショックと言い、すぐに適切な処置をしないと死に至ることもある怖いものです。
    アナフィラキシーショックは接種後30分~1時間以内に症状が出ることが多いです。症状が出るのが早ければ早い程重篤と言われています。
    もし病院から自宅が遠い場合はしばらく待合室で様子を見てから帰ることをおすすめします。
    他にも元気がなくなる、嘔吐、下痢、掻痒感、顔が腫れる、接種部位を痛がるなど様々な症状があります。
    これらの症状は3時間後、5時間後あるいは次の日などに現れるものもありますので、2~3日は安静にして良く様子を見ましょう。
    症状が現れた場合は速やかに受診、または獣医師に相談しましょう。

    犬のワクチンで予防できる病気


    予防できる病気には…
    狂犬病
    犬パルボウイルス感染症
    犬ジステンパー
    犬アデノウイルスⅡ型感染症
    犬コロナウイルス感染症
    犬パラインフルエンザウイルス感染症
    犬伝染性肝炎
    犬レプトスピラ症
      があります。
      それぞれの病気については後日説明したいと思います。
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