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猫が食べたら危険なものって?注意したい植物と身の回りのもの

ペットフード/ペットマナー検定
北村満保
[記事公開日] 2022-07-27 [最終更新日] 2022-07-27
猫が食べたら危険な食べ物は有名ですが、猫にとって危険な植物、身の回りのものはご存知でしょうか。今回はそんな私たちの暮らしの中にある猫にとって危険なものをご紹介します。
[ 目次 ]
猫が食べたら危険なものって?注意したい植物と身の回りのもの
猫が口にすると危険なものと言われると、玉ねぎやニラなどのねぎ類、チョコレートといった食べ物を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ですが、私たちの身の回りには、食べ物以外にも猫にとって危険なものがたくさんあります。中にはひと舐めするだけで死に至るものさえあるのです。

では、猫にとって危険な身の回りのものはどのようなものがあるのでしょうか。

猫にとって危険な植物

猫にとって危険な植物は700種類以上もあると言われています。その中でもとくに注意が必要なのが、ユリをはじめとするユリ科の植物です。

可憐で見栄えのいい花が咲くことから人気も高いユリ科の植物は、実は猫にとっては猛毒なのです。

ユリ科の植物に含まれる成分のうちのどれが危険なのかはいまだに解明されていませんが、花、葉、茎、根といったすべての部位に毒性があり、ほんのひとくち摂取しただけで重篤な中毒を引き起こす可能性があります。

たとえば、被毛に付着した花粉を毛づくろいの際に舐めただけでも急性腎障害になった事例もあります。また、有毒な成分が水に溶けやすいため、ユリを活けている花瓶などの水を飲んだりするのも危険です。

重度のユリ中毒の場合は数日で亡くなることもあり、運よく一命をとりとめたとしても慢性腎不全や膵炎に移行する危険性が指摘されています。体重の軽い子猫の致死率は非常に高いため、とくに注意が必要です。

ユリ科の植物には、ユリ、ヤマユリ、オニユリ、テッポウユリ、カサブランカなどのほか、チューリップやヒヤシンスといったユリっぽく見えないものもあります。

ユリ科以外では、ツツジやサツキ、シャクナゲなどのツツジ科の植物、ナスやトマト、ホオズキ、チョウセンアサガオといったナス科の植物にも死を招く危険性のある毒性があります。

私たちの身近にある植物の中では、以下のものも危険だと言われています。

スイセン
スズラン
アジサイ
ポインセチア
クリスマスローズ
パンジー
マーガレット
アロエ
幸福の木(ドラセナ)

猫を飼っているのであれば、ユリ科をはじめとする猫にとって毒性のある植物を飾るのは絶対に避けましょう。

猫が食べたら危険なものって?注意したい植物と身の回りのもの

猫用おもちゃも注意が必要

猫用のおもちゃにも注意が必要です。猫用のおもちゃが必ずしも猫にとって安全とは言い切れないからです。

小さな部品を飲み込んでしまった事例はあとを断ちませんし、誤食が多発していることで有名になってしまったネズミ型のおもちゃもあります。

とくに紐を使ったおもちゃは厄介で、噛みちぎったりした紐を飲み込むと腸閉塞などを起こす可能性があります。運がよければ便に混じって排泄されますが、胃や腸の途中でとどまると開腹手術が必要になる場合もあります。

飲み込んでから2時間以内であれば催吐剤を使って吐かせることができる可能性がありますので、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

もし、口や肛門から紐の端が出ていたとしてもけして引っ張らないようにしましょう。胃や腸を傷つけてしまうかもしれません。

猫が食べたら危険なものって?注意したい植物と身の回りのもの

身の回りにある危険なもの

私たちの身の回りにも猫にとって危険なものがたくさんあります。

人間用の内服薬
裁縫道具
紐、糸
ビニール袋
ゴム紐、輪ゴム
ボタン電池
ジョイントマット
竹串

人間用の内服薬には、鎮痛剤、降圧剤、抗うつ剤、糖尿病治療薬など、猫にとって非常に危険な薬もあります。人間にも猫にも共通で使える薬もありますが、人間用のものは猫にとっては量が多すぎます。

裁縫道具も細かいものが多いので危険です。糸で遊んでいたら縫い針ごと飲み込んでしまったという事例もあります。

また、ボタン電池は体内をやけどしたり、腸閉塞などの深刻な状態になることがあります。

ジョイントマットも腸閉塞を起こしやすいと言われていますし、竹串など尖ったものは胃や腸などを傷付けてしまう可能性があり非常に危険です。

猫が食べたら危険なものって?注意したい植物と身の回りのもの

誤飲・誤食の事故を防ぐには

誤飲・誤食は、好奇心旺盛な若い猫に多いと言われています。猫の舌は喉の奥に向かって糸状乳頭という突起が無数にならんでおり、飲み込むつもりがなくても、口に入れたものを飲み込んでしまうことがあるのです。とくに紐状のものは危険です。

事故の原因になるものは、上でも書きましたが、植物、紐、おもちゃの部品、輪ゴム、薬などがあげられています。基本的には、口の中に入るものならなんでも飲み込んでしまう可能性があると考えましょう。

猫の誤飲・誤食事故を防ぐ1番の対策は、猫にとって危険なものを置かないことです。蓋付きのボックスに入れたり、扉つきの棚に片づけるようにしましょう。

ただし、猫によっては起用に扉を開けてしまうことがあります。そのような場合は、留守番中はケージを活用することを検討しましょう。ケージに入れるのは、かわいそうだという意見もありますが、安心できる場所だと認識すれば、苦痛を感じることはありません。

観葉植物を置きたいという飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、猫と暮らすなら我慢することをおすすめします。どうしても植物を置きたいという場合は、猫にとって安全性が確認されているものにしましょう。猫に無害な植物としては以下のものがあります。

ガジュマル
パキラ
テーブルヤシ
エバーフレッシュ
ガーベラ
ツバキ
カモミール

猫が食べたら危険なものって?注意したい植物と身の回りのもの

まとめ

猫の誤飲・誤食事故を防ぐ最良の方法は「置かない」ことです。猫が触れられない場所に片付けておくことで、多くの事故を防ぐことができます。

もし、猫が誤飲・誤食をしてしまったら、獣医師に相談し指示を仰ぐようにしてください。口にしたものによっては時間勝負の場合もあります。気づいたらすぐに行動してください。飲み込んだかわからない場合も、可能性があれば同様に対応しましょう。

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