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猫の毛玉取りのやり方は?ポイントを紹介

愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
[記事公開日]  [最終更新日]
愛猫のお手入れをしてあげるのは、大切ですが特にふわふわの被毛を持つ猫は、ブラッシングなど被毛のお手入れが大変です。

こまめにブラッシングしていても、毛玉ができてしまった!ということがあります。
毛玉取りのポイントを紹介します。
[ 目次 ]
猫の毛玉取りのやり方は?ポイントを紹介

猫に毛玉ができるとどんな影響がある?

特にラグドールなどの長毛種の猫は、ブラッシングを日課にするというご家庭も多いでしょう。
頻繁にブラッシングしていても脇の下や足の付け根などの見えづらい場所に毛玉ができてしまった!ということもありますよね。
毛玉はやっかいな存在であり、身近な問題ですが、毛玉ができることによりどんな影響があるのでしょうか?

第一にさまざまな病気の原因になります。
毛玉をそのまま放置しておくと、だんだん周りの毛を巻き込んで毛玉が成長してしまいます。さらには、毛玉の中に菌や汚れが残った状態が長時間続くことにより、菌が繁殖してしまい、皮膚炎や痒み、フケの原因になります。

また、毛玉が身体にあると違和感により愛猫のストレスの原因になります。
毛玉を見つけたら飼い主さんは早く取りたい!と急いでブラッシングしたくなりますが、無理やり毛玉を取ろうとすると痛みが出てしまい、愛猫との信頼関係にヒビが入る原因にもなります。

毛玉があまりにもひどい時は、動物病院や猫ちゃんにも対応しているトリミングサロンなどを利用して、プロに取り除いてもらうのがおすすめです。

しかし、自宅で毛玉を取ることができたらスムーズですよね。
次項目では、毛玉を自宅でケアするコツを紹介します。

猫の自宅での毛玉の取り方は?

猫は品種にもよりますが、年に2回換毛期があります。
春先と秋口に夏毛と冬毛に生え変わるため、特にこの時期は毛玉ができやすくなります。

愛猫の身体に毛玉を発見したら、前提として猫専用のブラシを使用して毛玉を取るようにしましょう。
スリッカーと呼ばれる目の細かいブラシとコームを使用して毛玉を取り除いていきます。

具体的な方法は、毛玉の根元を押さえて皮膚を引っ張らないように、コームやスリッカーで少しずつほぐしていきます。
切ってしまえば?と思う方もいますが、ハサミでカットすると被毛にダメージが残ってしまい、毛玉ができていた部分が剥げてしまう可能性もあるため、おすすめできません。


毛玉が解れたら、コームやスリッカーで毛並みに沿って整えてあげましょう。
ポイントは愛猫が嫌がらないように短時間で終わらせることです。
毛玉取りの最中に愛猫が嫌がった時には、途中でも終了するのが良いです。

愛猫の様子に合わせて、数回に分けてほぐしてあげるようにします。

そして細かい毛玉が沢山ある、毛玉が大きすぎて皮膚との境目がわからないというときには、上記で挙げたようにプロにお願いするのが良いでしょう。

猫の毛玉の予防法は?

愛猫の毛玉ケアを日頃から行い、できれば毛玉ができないように予防していきたいですよね。
また、猫は自分でグルーミングする綺麗好きです。

毛量が多いと、グルーミングした際に抜け毛を体内に取り込んでしまい、毛玉が体内に蓄積して毛球症の原因にもなります。
猫が毛玉を吐き出すことは健康を保つために必要なことですが、蓄積する量が多いと病気や不調の原因にもなります。

身体全体の毛量を調節して、毛玉を作りずらい環境にするためには、定期的にブラッシングすることが大切です。
長毛種の猫ちゃんは1日1回、少なくても2日に1回はブラッシングするのが、理想的です。

ブラッシングは飼い主さんとのコミュニケーションの時間にもなり、絆を深めることができます。
愛猫の被毛の状態や身体を触ることにより、健康チェックにもなるため、こまめにブラッシングしてあげましょう。

毛玉予防のためには、食後や水を飲んだ時に毛が濡れていたらその都度拭き取ることも有効です。
猫ちゃんは綺麗好きですので、自分で顔まわりを舐めてケアをしますが、背中や足の先などは届きにくい部位です。
飼い主さんが汚れを見つけたら拭いてあげると、身体を清潔に保つことができます。

また、毛玉ができてしまうと皮膚炎のリスクが高くなります。
皮膚の疾患は、猫にとっても身近な問題であり、一度発症すると再発の可能性があります。

皮膚炎予防と皮膚のバリア機能を高めるのには、毛玉は大敵です。
特に足の付け根やお腹など毛が柔らかいところには、毛玉ができやすくなるため毛玉取りを意識して行いましょう。

まとめ

愛猫の毛玉ケアについて紹介しました。
毛玉は病気やストレスの原因になるので、日頃から予防していくことが大切です。

万が一愛猫の身体に毛玉をみつけた時には、慌てずに対応しましょう。
無理やり取ろうととすると、皮膚が裂けてしまい出血する危険もあります。

もしも、毛玉の状態がひどいようならば、かかりつけの動物病院やトリミングサロンにお願いして毛玉を除去してもらいましょう。
愛猫の様子を見ながら、毛玉のケアをして下さいね。

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