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猫の健康診断はどんなことをするの?項目を紹介

愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
[記事公開日]  [最終更新日]
猫の健康診断について項目べつ紹介します
[ 目次 ]
猫の健康診断はどんなことをするの?項目を紹介
猫ちゃんの健康維持のためには、定期的に動物病院で健康診断を受けることがおすすめです。
特にシニア期になる7歳以上の愛猫は半年に1回健康診断を受けると良いでしょう。

細かい健康診断の内容は、かかりつけの動物病院によって違いますが主な内容は決まっています。
猫の健康診断はどのようなことをするのか紹介します。

猫が健康診断を受けるメリットは?

猫は人よりも老化のスピードが早く、十数年で寿命を迎えます。
そんな限られた時間の中最大限に愛猫に快適に過ごしてもらうためには、心身の健康管理はとても大切です。

普段の生活やコミュニケーションを通して、飼い主さんは健康チェックを行なっているかと思いますが、血液の状態や骨の異常など身体の内側の状態は見た目だけではわかりません。

そんな愛猫の身体の内側の状態を知るためには、健康診断で血液検査やレントゲンをすることが有効です。
特に猫ちゃんは警戒心が強い生き物であり、飼い主さんに弱い姿を見せたくないと体調不良になっても弱っている姿をなかなか見せようとしません。

気づいたときには、症状が侵攻しており病状が悪化しているケースもあります。
そんな猫ちゃんの様子だけでは読み取れない病気のサインを健康診断を受けることにより、早期発見して治療することができます。

病気を早めに発見することができれば、負担も少なくすぐに治療を開始することが可能です。
愛猫と飼い主さんの負担軽減のためにも、定期的な健康診断が重要になります。

猫の健康診断はどんなことをするの?項目を紹介

猫の健康診断の内容は?費用は?

猫の健康診断の内容について紹介します。
健康診断を受けようか迷っている方や愛猫のケアの参考にしてください。

①触診、身体測定

まず基本的な健康診断として身体測定が行われます。
多くの動物病院は診察台に体重計が内蔵されており、愛猫が乗ると自動的に体重を測ってくれます。

猫ちゃんの場合、身長を測ることは少ないですが、獣医さんが身体を触ってしこりがないか痛がる箇所はないかチェックする触診が行われます。
触診により身体の基本的な今の状態を知ることができます。
また、口腔内のチェックも行い歯の状態や口腔内に腫瘍などができていないか出血はないか調べます。

②聴診

聴診器を猫の体に当てて心音を調べます。
心臓の動きは正常か、雑音が混じっていないか肺や腸の音は正常かなど音により異常がないかを診察します。

腹部に水が溜まっていないか等異常をみつけるのに、有効です。

③尿検査

尿を採取して成分を検査します。
尿のphや糖、比重などを調べて異常がないかチェックします。
血尿は出ていないから、血が混じっているかどうかも重要なチェックポイントです。
また、顕微鏡で細菌がいないかチェックします。

④血液検査

血液を採取して身体の状態を調べます。
血液検査を行うことにより、腎臓、肝臓、腸、電解質などの数値を調べます。

また、血液中の白血球と赤血球血小板の数を調べて炎症、感染症の有無がわかります。
貧血なども調べることができます。

臓器の血液の値が高い場合には、その臓器をより詳しく調べる処置が行われます。

⑤便検査

腸内環境を菌の状態や寄生虫の有無を調べることが可能です。
血が混じっていないかなど、腸の健康を見るためにも有効です。

これらの検査は基本的な検査であり、特に気になる場所があるときにはレントゲンや心電図、超音波検査などを追加することも可能です。

基本の検査で異常が見つかった箇所をより詳しく調べるために、これらの検査を追加してすることがあります。
また、シニア期は内臓や筋肉の機能も低下してくるので、病気と怪我のリスクも高まります。

レントゲン検査を追加して、より詳しく状態を見ておくことも良いでしょう。

猫の健康診断の費用は?

猫の健康診断でどのぐらいの費用がかかるのかは、動物病院や検査する項目により変わってきますが基本的な項目だけで10000円前後です。

この他にレントゲン検査や心電図を追加すると+10000円前後、CT検査やMR検査を利用すると+2000円前後になります。

健康診断はやみくもに全部の項目を調べるというものでもありません。
長い検査と動物病院に留めておくことは猫ちゃんの負担になり、体調不良になる原因になります。

愛猫の状態や年齢、特に気になる症状がある場合には検査項目を追加して調べてもらうのが良いでしょう。
また、検査で異常が見つかり獣医さんが調べたほうが良いとすすめる場合には追加するようにします。

愛猫の普段の様子や家での健康チェックの内容を参考に、動物病院での検査を決定します。

まとめ

猫の健康診断のメリットや検査項目について紹介しました。
猫ちゃんは言葉を喋ることができないので、体調不良になっても言葉で伝えることができません。

弱っている姿を隠そうと気丈に振る舞う子も多く、なかなか異変に気づきにくい面があります。
体調不良のサインを見逃さないためにも、動物病院に慣らすためにも定期的に連れていき、健康診断を受けると安心ですね。

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