愛犬とキス!!ちょっと待って!
凄くわかります。
キスする前に知って欲しいことってあるのでしょうか?

可愛い愛犬にキスしたくなっちゃう飼い主さんの気持ち、凄くよくわかります。
でもちょっと待って!
ワンちゃんにキスすることによるリスクがあるんです。
可愛いからと普段何気にしているキスについて、どんなリスクがあるのか解説しています。
愛犬とのキスに潜むリスク
いきなりですが、日頃のワンちゃんの行動を思い出して下さい。
自分の体をペロペロと舐めている姿を見たことはありませんか?
手足だけでなく、股間や肛門も舐めていますよね。
そのペロペロしている時に、ワンちゃんが飼い主さんを見つけて駆け寄りペロペロ…思い当たりませんか?
ちょっと汚いですよね。
可愛いワンちゃんですが、ワンちゃんやネコちゃんの口の中にはたくさんの菌があります。
よく知られているものです「ピロリ菌」です。
ピロリ菌が胃がんや胃炎などの胃の病気を引き起こす事を耳にしたことはありませんか?
そのピロリ菌に似ているヘイルマンニイ菌があります。
人間には稀な菌ではありますが、ワンちゃんやネコちゃんにはよく見られる菌です。
キスをすることで、このような病原菌が感染してしまうリスクがあります。
また、飼い主さんに虫歯があると、キスを介して可愛いワンちゃんに虫歯菌を移してしまう事もあります。
ご紹介した以外のリスクは以下をご覧ください。
・パスツレラ症
・トキソプラズマ症
・コリネバクテリウム・ウルセランス症
・レプトスピラ症
・皮膚症状菌症
・回虫幼虫移行症
・人畜共通感染症
などです。

なぜキスしたくなるの?
飼い主さんはなぜ愛犬とキスがしたくなるのでしょう。
キスという行為は愛情表現の一つですね。
本来持ち合わす本能でする行為ではないようです。
キスという行為は「学習行為」だそうです。
「キスは愛情表現」と学習した事により、愛情を伝える行為としてキスをするのですね。
お留守番をしていたワンちゃんが、飼い主さんが帰って来た事に喜び通ってくる…そんな姿を見て「かわいい!!」と思わずキスをしてしまった経験ありませんか?
私はあります。
こんな風にそれぞれの飼い主さんが色んなシチュエーションの時に、ワンちゃんに愛情を感じて「キスしたい!」という気持ちになるのですね。

キスされるワンちゃんの気持ち
飼い主さんがキスをしたくなる気持ちは理解できたかと思います。
では、逆にキスをされるワンちゃんの気持ちはどうなのでしょうか。
ワンちゃんがよく飼い主さんの顔を舐める事があります。
それはワンちゃんからすると「キス」ではありません。
舐めてるだけです。
ワンちゃんは優しく撫でてもらうだけでも十分愛情を感じ幸せななのです。
飼い主さんを舐めるのはどんなサイン?
ワンちゃんはよく飼い主さんを舐めますよね。
部位によって色々なサインがあるようです。
・口を舐める行為
口を舐める行為は飼い主さんを信じている証です。
大好きという愛情表現であり、自分よりも上の存在であるという敬意の証でもあります。
前項と矛盾するかもしれませんが、これはあくまでも舐める行為は「キス」ではないということです。
・手や腕を舐める行為
手や腕を舐めたり、手でチョンチョンと触って来たりします。
これは、遊んで欲しい時のサインです。
ボールなどのおもちゃを持って来てチョンチョンとされた経験はありませんか?
そんな時は一緒に遊んで上げましょう。
また、仕事をしている時や、テレビに夢中になっていると、ワンちゃんがジーっと見つめてペロペロとして来ることがあります。
これは「僕を見て」と構って欲しい時に見せるサインです。
今、実に我が家の愛犬がその状態です。
キーボードをたたく私の手をペロペロと舐めています。
・足を舐める行為
これも遊んで欲しいサインの事が多いです。
ただ、人の足って汗をかいたり、一日中靴を履いていたりして蒸れたりして臭くなったりしますよね。
ワンちゃんにはあの「臭い匂い」がたまらなかったりするのです。
・耳や鼻を舐める行為
耳や鼻ってちょっとしょっぱい味がしますよね。
ワンちゃんにはそれがとても美味しく感じたりします。
人としては「汚い」って思いますが、ワンちゃんには癖になったりする味?なのです。
あまりにも舐められる飼い主さんはちょっと臭うのかもしれないですよ。
まとめ
いかがでしたか?
大好きなかわい、かわいい愛犬とのキス。
したいですよね。
あの愛らしい眼差しで迫られたら絶対キスしたくなります。
とても良くわかります。
でも、たくさんの菌を持っているのも事実です。
想像してみてください。
もしも、ワンちゃんとのキスで、菌が移ってしまい病気になってしまったとします。
飼い主さんが病気になってしまったら、可愛いワンちゃんのお世話はどうしたらいいのでしょうか。
ワンちゃんに触れる事も出来なくなったらどんな気持ちですか?
また、ワンちゃんのせいにされてしまうのは可哀そうですよね。
キスだけ我慢して、たくさんたくさん撫でて上げてはどうでしょうか。
キス以外のコミュニケーションをたくさんして愛情を伝えて上げませんか?
今もまだ私の直ぐ側で、我が家の愛犬がジーーーッと見つめております。
キーボードをたたく手をチョンチョンしております。
この辺で仕事を切り上げてお散歩にでも行こうと思います。



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