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愛犬との水場での遊びで注意したい4つのポイント

ペット飼育管理士
増田暢子
[記事公開日] 2020-08-27 [最終更新日] 2020-08-27
残暑が残る中、愛犬も一緒に川や湖などに遊びに出かけるご家族も多いことでしょう。真夏ほどの暑さではなくても、やはり水に入って思いっきり水遊びをしたくなるのは犬も同じです。水遊びが好きで、なかなかやめない犬も多いはず。今回は、水遊びに関する注意事項をまとめました。
愛犬との水場での遊びで注意したい4つのポイント

家族との楽しい行事を悲しい出来事にしないために

夏の盛りが過ぎても、残暑がしばらく続く間は、家族とキャンプ等を楽しむためのお出かけ先に水場を選ぶことが多いのではないでしょうか。真夏ほどの暑さではなくても、やはり水場に来れば思いっきり水遊びをしたくなるのは、愛犬だって同じでしょう。実際水遊びが大好きで、飼い主さんに呼ばれても中々遊びをやめずに水から上がってこない犬も少なくないようです。

しかし、水場での遊びにはいつもとは異なる危険な要素もたくさん隠れています。せっかくの家族揃っての楽しい行事が悲しい出来事に変わらないように、飼い主さんが愛犬のために払うべき注意点について、4つの観点でご紹介しますので、参考にしてください。

水中毒

水中毒という病気があります。最近は、テレビでも紹介されることがありますので、ご存知かもしれません。水中毒とは、腎臓が水分を排出する能力を上回る量の水を飲んだことで起こる病気で、排出されなかった水分が血管内に侵出することで血液中の水分が多くなり、その結果ナトリウム濃度が低くなってしまうために起こります。

人の場合は精神疾患が原因となり、自らの意思によって水を過剰摂取することが多いです。犬の場合は、川などでのフェッチ遊びにより、何かを咥えながら泳いだ時に口の中に入ってきた水を無意識に飲み込んでしまうことが、原因として多いようです。

症状としては、疲労、歩行困難、嘔吐、垂涎、薄くて多量の排尿、けいれん、呼吸困難、昏睡等があり、死亡してしまうことも決して少なくはありません。水に入ってのフェッチ遊びが好きな犬は多いですが、様子を見ながら注意して遊び、決して遊び過ぎないように気をつけましょう。愛犬の様子がおかしいなと思ったら、すぐに動物病院に連れて行ってください。

溺水

犬は水泳が得意な動物だと思われていますが、中には泳ぎが苦手な犬もいます。たとえ泳ぎが得意な犬の場合でも、流れが急な場所や土用波の時期の海では溺れるリスクが高まります。また、前述の水中毒が引き金になって溺れる場合もあります。愛犬は泳ぎが得意だからと安心してしまわずに、愛犬が泳いでいる間は注意深く見守る必要があります。

波や流れのないプールでは大丈夫かもしれませんが、川や海などの流れのある水場で泳がせる場合は、泳ぎが得意の犬にもライフジャケットを着せることをお勧めします。また、低体温症予防のためには10分程度を目安に休憩させる、関節の冷えを予防するために水から上がったらすぐにタオルで体を乾かすといったことも必要です。

泳ぎの得手不得手は個々の犬にもよりますが、一般的には下記の犬種は泳ぎが苦手だといわれていますので、参考にしてください。
・日本犬:山での狩猟がメインだったため水が苦手な傾向が強い
・短頭種:鼻や口から水が入りやすいため泳ぎに不向きな体型
・四肢の短い犬種:水中でうまく四肢を動かせず泳ぎに不向きな体型
・短毛種・小型犬:水に入るとすぐに体が冷えてしまう
・嗅覚ハウンド・視覚ハウンド:地上での狩に適したように改良されているため泳ぎが苦手

藻中毒

池や沼、湖などは海や川のような流れがなく、自然にも恵まれた環境なので、愛犬との水遊びにはもってこいの場所だと思われやすいですが、注意が必要です。水面が緑色や青色に見える場合があります。この現象をアオコと言います。アオコとは、ラン藻(シアノバクテリア)という植物プランクトンの一群で、中には毒性のあるものも含まれています。この毒性は、肝臓や神経に重大な疾患を引き起こすもので、犬の死亡事例の他に、海外では人の死亡例も報告されています。

アオコの毒性の有無は、見た目では判断できません。基本的に、アオコが発生している水場では遊ばないようにしましょう。アオコの水は飲ませない、体についた水も舐めさせないようにすることが大切です。

異物誤飲

水遊びがすんだら、水辺で家族揃ってバーベキューということも多いでしょう。飼い主さんたちも愛犬も、開放的な気分で楽しく過ごすと思いますが、その時にも注意が必要です。

バーベキューの食材には、ネギ類などの犬には中毒性のある食材が含まれています。そういった食材を拾い食い、つまみ食いさせないように気をつけましょう。アルコールの入ったコップなども、犬の手の届く範囲に置かないように注意が必要です。さらに、それ自体は食べ物ではありませんが、串も万が一飲み込んでしまうと大変危険なことになりますので、注意が必要です。また、火傷をさせないように、そもそも調理している所には近づけないような配慮が必要です。

水辺が砂地の場合は、水辺での遊びの中で大量の砂を飲み込んでしまわないようにも気をつけてください。砂を大量に飲み込んでしまい、体調を崩した犬の症例も報告されています。犬は口に入った砂を吐き出すことができないので、人が思っている以上に砂を飲み込んでしまいやすいと考えた方が良いようです。

楽しい時こそ気を引き締めて

せっかく家族揃って楽しい思い出を作ろうという場ですので、そこで愛犬を事故に遭わせてしまっては、後悔してもしきれないはずです。楽しい時だからこそ、普段よりも一層気を引き締めて、注意する必要があります。

そのためにはその場だけの注意ではなく、普段から名前を呼べば飼い主さんの所に来るようにとか、拾い食いをしないようにといった、基本的なしつけをしておくことも必要になります。また、愛犬と一緒に豊かな自然環境の中でレクリエーションを楽しむ場合は、事前にレプトスピラ症の予防接種をしておくことも必要です。

準備をしっかりと整えて、愛犬と一緒に楽しい思い出をたくさん作ってください。

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