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愛猫が家でとる行動とその意味とは?猫が教える気持ちを知ろう!

動物看護士
宮井 智美
[記事公開日]  [最終更新日]
新型コロナウイルスで自宅にいることが多くなり、愛猫と過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか?

普段より接することが多くなった分、愛猫の行動がどのような意味を持つのか気になることもあるでしょう。

そこで今回は愛猫が家でとる行動にどのような意味があるのか、またそれにより猫が何を伝えているのかをいくつか解説していきます。
[ 目次 ]
愛猫が家でとる行動とその意味とは?猫が教える気持ちを知ろう!

まずは猫の習性を知ろう!

猫は個体差はあれども基本的に「ツンデレ」な生き物です。

自分が甘えたいときに甘え、気が乗らないときには触れられると嫌がることもあるでしょう。しかしそこが猫の魅力のひとつでもありますね。

けれども嫌がることを無理にしてしまうと後々の飼い主とのコミュニケーション不足にも繋がってきてしまいます。

基本的な猫の習性を知り、どのような時に構ってあげたら良いのか考えていきましょう。

・猫は高いところを好む

キャットタワーやキャットウォークがあるように、猫は高いところを好む生き物です。
家の中だと箪笥の上や出窓など、人間を見下ろせる場所で寝ていることもあるでしょう。

猫が高いところで寝ているときはとてもリラックスしていることが多いものです。

そのため無理に触ったり、抱き上げたりすると「休んでいたのに邪魔された」と不快感を感じさせてしまうことがあります。

猫が高いところで休んでいるときには、猫が自分から降りてくるまでそっとしておいてあげるようにしましょう。

・猫は狭いところを好む

「猫鍋」が一時期流行ったのをご存じでしょうか?

あれは猫が狭いところを好む、またくっついて暖を取る猫の習性によって出来上がるものです。小さな鍋に何匹もの猫が丸まっている姿は非常に愛らしいものですよね。

ほかにも段ボールを好む猫やドーム型の猫ベットがあるように猫は狭い場所が大好きです。
これは猫の祖先のヤマネコが砂漠の穴で生活をしていた名残だといわれています。

高い場所と同じように狭いところは猫が安心して休める場所です。そのため猫が狭い場所で寝ているときは無理に触れたりしないようにしましょう。

引っ越しなどで環境が変わった時などでも、タンスの裏や物陰に隠れてしまい出てこなくて心配になることもあるかもしれません。

しかしやはりこの場合も無理矢理引っ張り出したりはせず、猫が自分からで出てくるのをグッと待ちましょう。

愛猫が家でとる行動とその意味とは?猫が教える気持ちを知ろう!

尻尾の動きでわかる猫の気持ち

猫は感情豊かな動物です。その感情が大きく出る場所が「尻尾」です。猫の尻尾はたくさんの骨で出来ていて、細かで滑らかな動きが出来るようになっています。

その尻尾の動きで分かる猫の気持ちをご紹介しましょう。

・ピンと尻尾を立てている

何かにびっくりしたとき、また何か興味のあるものを見つけた時にもピンと尻尾を立てますが、まっすぐに伸ばして飼い主に近づいて来たときは「遊ぼう、構って」サインです。

尻尾を立てながら、足元にすりすりしてくることもあるでしょう。

このような時はたくさん撫でて、時間があればおもちゃなどで遊んであげてください。きっと猫と飼い主の絆も深まることでしょう。

・尻尾を脚の間に入れて隠している

猫が尻尾を隠そうとしているときは、何かに怯え怖がっているときです。家の中だと工事で大きな音がしたり、知らない人が近づいてきたりした時に尻尾を隠すことがあります。

このような時は余計怖がらせることは絶対にせず、優しく撫でてあげることで不安が解消されることもあるでしょう。優しく声をかけて、怖くないよということを教えてあげてください。

・尻尾を大きく左右に振っている

尻尾をブンブンと早く大きく振っているときは猫の機嫌が悪く、イライラしている証です。
出来る限りそっとしておいてあげましょう。

しかしゆっくり振るときにはまた別の意味があることも。

例えば名前を呼んだ時に大きく尻尾を2~3回振るのは返事の代わり。日向ぼっこをしながらゆっくり振っているときにはリラックスしているサインだったりします。

猫の様子を良く見ながら、その猫に合った対応をしてあげてください。

顔でわかる猫の気持ち

猫の顔の部分では、耳とヒゲ、そして喉の鳴らし方で感情を表します。よく観察すると様々な動きをしていますので、まじまじと見てあげましょう。

・喉をゴロゴロ鳴らしている

猫が気持ちいい時や嬉しい時などに喉をゴロゴロ鳴らすのはご存じの通りです。撫でてもらっているときや、日向ぼっこをするときなどに多く見られますね。

しかし実は、猫は怪我をしているときや病気などで体がだるい時などにも喉をゴロゴロ鳴らすことがあるので要注意です。

猫が喉をゴロゴロ鳴らしているときには、猫の様子を良く観察し具合の悪いサインを見逃さないようにしましょう。

・耳を後ろに伏せている

耳を後ろに付くくらいペタっと伏せてしまっているときは、怒っていたり恐怖を感じてしまっていたりする時です。

怒っていると同時に「シャー!」や「ウー!」という声を出し、また恐怖を感じているときには腰を引き体を小さく見せて、後ずさりするようなこともあるでしょう。

このような時には、無理に手を出したりすると猫パンチが飛んでくるときもありますので注意しましょう。

・耳をピンと立ててキョロキョロしている

猫が耳をピンと立てて周りを伺っているときは「これから何をしようかな?」と考えているサインです。トイレに行こうかご飯を食べようか、お気に入りの場所で寝ようか…迷っているのです。

猫が次にどんな行動に出るのか、優しく見守ってあげましょう。

愛猫が家でとる行動とその意味とは?猫が教える気持ちを知ろう!

鳴き声でわかる猫の気持ち

猫は喋ることは出来ませんが、鳴き声で他の猫とコミュニケーションを取っていると考えられています。

猫の鳴き声をよく観察していると、そのうち愛猫が何を言いたいのか少しずつ分かるようになって来るでしょう。

・短く「ニャ!」と鳴く

これは飼い主からの呼びかけに返事をしたり、目が合った時などに挨拶をしたりしています。

ご機嫌も良い時が多いので、返事をしたら撫でてあげられると良いですね。

・短く何度も「ニャ!」と鳴く

窓の外に鳥がいたり、虫がいたりするときに多く見られます。これはクラッキングと言って狩猟本能が働いていて、獲物に対して興奮している状態をさします。

しかし窓の外なのは猫も分かっているので、捕まえたくても捕まえられない、そんな悔しい気持ちを声に出していると言われています。

・「ニャーニャー!」と何度も鳴く

飼い主の顔を見て何度も鳴いてくるときには、なにかを要求していることが多いものです。

遊んでほしい、ご飯が食べたい、水がない、トイレが汚れている…様々な理由で鳴いて訴える事があります。

猫が何を望んでいるのかがすぐに分かるようになれば、飼い主と猫の絆も大きく深くなることでしょう。

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