ウィズぺティウィズぺティ
初めての方へ会員登録ログイン買い物かご
健康ライブラリー > 一歩間違えると大事に!ペットフードの種類と保存方法

一歩間違えると大事に!ペットフードの種類と保存方法

愛玩動物飼養管理士
持永朝美
[記事公開日]  [最終更新日]
犬に与えるフードの種類と、気をつけるべき保管方法について紹介します。
[ 目次 ]
一歩間違えると大事に!ペットフードの種類と保存方法
ペットに与えるフードにはこだわっているという人も多いのではないでしょうか。良質なフードを与えて、少しでも長生きして欲しいと願うのが飼い主の願いというものです。しかし、どんなに良いフードを選んだとしても、その保管方法に問題があると、犬の体に負担をかけてしまう可能性があるので注意しなければなりません。

ということで今回は、ペットフードの種類を紹介するとともに、ペットフードの保管方法についても紹介していきます。ぜひチェックしてみてください。

ペットフードの種類その1 ドライフード

ドライフードは、最も一般的な総合栄養食で、取り入れているという人も多いのではないでしょうか。肉や魚などの原料を混ぜて乾燥させたもので、噛むのが大好きな犬にとってはおすすめのフードといえます。

ドライフードの定義は水分が10%以下であることが規定されています。乾燥させているので痛みにくく、消費期限も長めなのが大きな特徴です。コスパの面で考えると最も与えやすく保管しやすいので、特に犬に疾患などがなく、元気にフードを食べてくれるというのであれば、ドライフードを選ぶと良いでしょう。

ペットフードの種類その2 ソフトドライフード

ソフトドライフードは、ドライフードよりも水分がやや多く、23〜35%ほどです。こちらもドライフード同様に加熱発泡処理して作られているのが特徴で、湿潤調整剤というものを入れてドライフードよりもしっとりとした食感に仕上げています。

ソフトドライフードは、ドライフードよりも柔らかいので、噛む力が弱い犬に適したフードです。食べやすく嗜好性もあるので、食欲がない時に与えてあげるのも良いでしょう。ただ、柔らかい分歯にもつきやすいので、歯石が蓄積しやすい点に注意しなければなりません。

ペットフードの種類その3 セミモイストフード

セミモイストフードはソフトドライフードと同様に水分含有量が25〜35%のフードを指します。発泡しているわけではなく、押し出し機を使って製造されるのが大きな特徴です。こちらもソフトドライフードと同じように湿潤調整剤というものが配合されているので、歯ざわりがよく滑らかで柔らかい食感です。

こちらも嗜好性が高いので、犬の食欲がないというときに与える臨時用のフードとしては適しています。ただ、品質を保つために添加物が多めに配合されているので、注意が必要です。

ペットフードの種類その4 ウェットフード

ウェットフードは基本的に缶詰で販売されることが多く、水分含有量75%の柔らかいフードです。ドライフードとは違って生の状態に近い原料を使用しているので香りも良く、嗜好性が高いのが大きな魅力と言えます。

犬の食欲がないというときや、バテて噛む力が弱いというときに与えてあげると、おいしく食べてくれるでしょう。年齢を重ねた老犬も噛む力が弱いので、そのようなシニアの犬にもおすすめです。

ただ、ウェットフードは添加物がたくさん使われている可能性があり、また傷みやすいのですぐに使い切らなければならないのがデメリットです。

ペットフードの保管方法1 密封して保存する

ペットフードを保管する場合には、ドライフードにしろウェットフードにしろ、密封して保管しなければなりません。外気に触れるとどんどん酸化して傷んでしまうので、その状態で犬に与えると体調悪化を招く危険性があるためです。

密封容器などに入れたら、風通しの良いところに保管しましょう。ウェットフードの場合は冷蔵庫での保管が望ましいですが、ドライフードの場合は冷蔵庫に入れている間と出した後の温度変化が大きく傷みやすくなるので、常温保管が基本です。

ペットフードの保管方法2 ウェットフードは使い切りが基本

ウェットフードは缶詰に入っているので、開封するまでは劣化することはありません。しかし一度開封すると、水分が多い分どんどん傷みやすくなってしまうので、早めに使い切らなければなりません。

ドライフードのように数ヶ月もつことはなく、すぐに悪くなってしまうので、できる限り1日で使い切るようにしてください。どんなに長くても2日間が限度なので、経過したものは速やかに捨てましょう。

ペットフードの保管方法3 直射日光に当てない

直射日光は食べ物の品質を劣化させてしまうので、保管をする際には直射日光が当たらない風通しの良い場所に置くようにしましょう。特にウェットフードは直射日光に弱く、熱によって品質が悪くなりやすいので、特に注意が必要です。すぐに腐ってしまうこともあるので、保管場所には十分注意しましょう。

ウェットフードの場合は冷蔵庫に保管するようにし、ドライフードの場合は窓際などを避けた冷暗所に保管するようにしましょう。保管場所次第で食べ物の期限も短くなってしまうので、注意が必要です。

まとめ

今回は、ペットフードの種類と保管方法について紹介してきました。犬の健康のためには食べ物は重要ですが、良質なものを与えていても保管方法が誤っていては意味がありません。

正しい保管方法をしっかりと確認した上で、犬にとってベストなフードを選んで、新鮮なものを与えてあげることが大切です。保管方法やフードの品質には、十分に気を配りましょう。

ページ先頭へ