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猫にマッサージをしよう!猫の健康にもコミュニケーションにも効果的

ペット栄養管理士
伊藤 悦子
[記事公開日]  [最終更新日]
猫をマッサージしてあげましょう!手や指でやさしくマッサージすると、血行が良くなり、飼い主さんとのコミュニケーションが深まるだけでなく、皮膚病や乳がんなど病気の早期発見にもつながります。マッサージの方法や注意点もお伝えします。
[ 目次 ]
猫にマッサージをしよう!猫の健康にもコミュニケーションにも効果的
猫のマッサージを習慣にしませんか?猫の血行もよくなって、飼い主さんも猫の温もりに癒され、コミュニケーションも深めることができます。猫の体を直接触るので、皮膚の異常や乳がんなど腫瘍などにも気づきやすくなるのもメリット。コツは無理に全身やろうとせず、猫の様子を見ながら少しずつやること。さっそく今日から始めてみましょう。

猫のマッサージは、猫の健康にも飼い主さんにもメリット

猫にマッサージをすることは、さまざまなメリットがあります。ブラッシングをいつもしているのに、さらにマッサージ?と思うかもしれません。もちろん毛並みを整え、血行をよくする効果はブラッシングでも十分ですが、直接タッチするマッサージには次のようなメリットが考えられます。

・撫でられることで、血行が良くなります。
・指先を使えるので、口の周りや肉球など細かくデリケートな部位もマッサージができます。
・猫の体に直接触れることで、温もりが直に伝わって飼い主さんもリラックスできます。直接触れ合うコミュニケーションタイムは、猫にとっても大変重要です。
・保護された子猫など、母猫にあまり舐めてもらえなかった場合も、マッサージで気持ちを落ち着かせることができます。保護猫を飼っている方は、母猫になった気持ちでマッサージしてあげましょう。
・皮膚の病気や、できもの、腫れものにいち早く気付くことができます。特に乳腺腫瘍は、猫の死亡原因の上位です。乳腺にも触れられるよう、お腹のマッサージができるようにしたいですね。
・人に体を触られることに慣れていると、動物病院での受診のときも落ち着くことができます。診察もスムーズに。

猫にマッサージをしよう!猫の健康にもコミュニケーションにも効果的

マッサージ前に、猫の様子と飼い主さんの手を確認!

マッサージをする前に、猫の様子と体調を確認しておきましょう。のんびりゴロゴロしている、リラックスしているときが、マッサージタイムに適しています。フードを食べている、おもちゃで遊んでいる、外を熱心に眺めているなど猫が何かをやっているときはやめておきましょう。

また動物病院で治療中の病気ある猫、ケガをしている猫、妊娠中の猫については、かかりつけの獣医さんに相談してからにします。猫を傷つけないように、飼い主さんの爪は短く切っておきましょう。また指輪やブレスレットなどのアクセサリーは猫の皮膚や眼を傷つける恐れがあるので、外しておいてくださいね。

猫にマッサージをしよう!猫の健康にもコミュニケーションにも効果的

猫が自分で舐められないところからマッサージ

まずは頭のてっぺんなど、普段猫が自分でかいたり舐めたりできないところから始めるのがおすすめです。無言でいきなり触るのではなく、やさしくほめながら触ると効果的。猫は飼い主さんのポジティブな言葉を、ちゃんと理解しています。

顔周りは、特に喜ぶのでやってみてください。口周辺を歯に沿って撫でると、歯ぐきのマッサージにもなります。力を入れすぎないことが、ポイントです。

猫が目をつぶってうっとりして、ゴロゴロいっているなら、マッサージに気持ちよくなっているサイン。顎の下や、首回り、足の付け根もマッサージしてみましょう。肉球を軽くもまれることを喜ぶ猫もいます。嫌がらないようならやってみてください。

ブラッシングが好きなら、ブラッシングと併用して行うのもいいですね。猫のマッサージ教室を開催している動物病院もあります。一度、かかりつけの獣医さんに相談してみるのもいいでしょう。

猫にマッサージをしよう!猫の健康にもコミュニケーションにも効果的

慣れないうちは一気にやらないのがコツ

猫が途中でしっぽをパタパタ振り、イライラし始めたらいったん休憩しましょう。また敏感なお尻周辺や、しっぽの付け根のマッサージは特に注意が必要です。ここで押さえつけて無理に撫でると、マッサージが嫌いになってすぐ解放してあげましょう。

しばらくは猫がお気に入りの場所を中心に、あまり時間をかけずマッサージをします。飼い主さんの手って気持ちいいな、と猫に思わせることがポイントです。マッサージのことを覚えて、猫が自分から寄ってくるようになるのが理想的。

慣れてきたら、マッサージの範囲を広げて行きます。背中や足の付け根、お腹もやさしくマッサージしてあげましょう。愛猫だけの気持ちよい場所を見つけることができるかもしれません。

途中で痛がったり、異常を見つけたら動物病院に

マッサージ途中で急に拒絶してきた場合は、その場所に痛みがある可能性があります。特定の部位を触ると、鳴いたりいやがったりする場合も注意が必要です。無理に触らず、動物病院を受診しましょう。

次のような場合は受診をおすすめします。
・ノミやダニがついている
人も刺される危険があります。動物病院でお薬をもらいましょう。

・皮膚に赤みや傷がある
かゆみやアレルギーの可能性も。激しくかいていないかも確認しましょう。

・フケが出ている、皮膚がカサカサしている、またはべたついている
皮膚の病気にかかっている可能性があります。

・皮膚の下に何かできている。ぐりぐりしたものに触れる。
ごく小さなものでも、早めの受診をおすすめします。

まとめ

猫のマッサージには、メリットがたくさんあります。血行が良くなり、飼い主さんとのコミュニケーションを深めるだけでなく、病気の早期発見にもつながります。少しずつ、そして無理をせず、ゆったりした気持ちで毎日やってあげましょう。もしマッサージ途中に少しでも変だなと思うことがあったら、早めに動物病院を受診しましょう。

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