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犬と飼い主さんの絆を深める「オキシトシン」見つめ合って触れ合って

ペット栄養管理士
伊藤 悦子
[記事公開日] 2019-12-06 [最終更新日] 2019-12-06
犬と人が見つめ合い触れ合うことで「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。オキシトシンは不安を和らげる作用があり、人と人だけでなく犬と人との絆にも大きく関わります。また犬と人は、視線を交わすだけでも心を通じ合わせることができます。より絆を深めるためにも、見つめあい、触れ合う時間を大切にしたいものです。
犬と飼い主さんの絆を深める「オキシトシン」見つめ合って触れ合って
オキシトシンというホルモンの名前を聞いたことがありますか?「幸せホルモン」とも呼ばれ、心を穏やかにする作用があります。オキシトシンが犬と人が見つめ合い、触れ合うことでも分泌されることがわかっています。犬と見つめあっていると、気持ちが穏やかになり、犬もリラックスするのは気のせいではありません。目と目を合わせ、たくさん触れ合って犬と心を通じ合わせましょう。

犬と人は約2万年前からの友

犬と人の歴史は長く、いろいろな説がありますがだいたい2万年前から4万年前ほどから一緒に暮らしてきたと言われています。狩猟のおこぼれをもらう代わりに、犬は人や食料である穀物を守っていたのでしょう。

長い時間をかけ、犬と人はお互い欠かせない存在となっていきました。獲物を回収する犬やアナグマ猟に適した犬など、いろいろなシーンやシチュエーションに適した犬が生まれていき、現在は400種類を超える犬種ができたと考えられます。もちろんミックス犬もたくさんいて、1匹1匹の犬それぞれ個性や魅力があります。私たち伴侶として、いつもそばにいてくれるのは何よりのよろこびですね。

犬との触れ合いで心が癒される理由

犬と散歩しているとき、身体をなでているときなど犬を目が合うことがよくあります。私たちはこのとき「犬と心が通じ合っている」気がして、温かい気持ちになります。犬もどことなくうれしそうで、穏やかな表情をしている気がします。

嫌なことがあっても、犬と触れ合って温もりを感じているうちに気持ちが落ち着いてきたり、だんだんほっとしてきたりすることもあります。これは決して気のせいではなく、きちんと科学的根拠があります。

犬と見つめ合い触れ合うことで、犬にも人にもオキシトシンが分泌されることが、麻布大学獣医学部の菊水健史教授の研究によってわかりました。オキシトシンというホルモンが、犬と人の絆形成に欠かせない物質です。

別名「幸せホルモン」オキシトシンとは?

オキシトシンとは、どういったホルモンなのでしょうか?オキシトシンはメスの乳汁の分泌、子宮収縮の働きがあることで、もともと有名なホルモンでした。近年は母子の絆だけでなく、男女にかかわらず社会的な信頼関係やパートナー同士の絆にも大きく関わることがわかっています。

人との絆に関わり、不安やストレスを和らげる作用もあるため「絆ホルモン」「癒しホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれることがあるのはこのためです。

犬と人という異なる動物間でも、見つめあって触れ合うことでオキシトシンが分泌されて絆が深まるのは不思議ですが、うれしい気持ちにもなりますね。

犬と飼い主さんの絆を深める「オキシトシン」見つめ合って触れ合って

犬と視線で会話する

犬と人との関わりで欠かせないコミュニケーションに、「視線を交わす」ということがあります。人間の目は、白目と黒目がはっきりしています。そのため顔は前を向いていても、視線が窓の外を見ていれば、「窓の外に気になることがあるのだな」とわかります。

同じように犬も普段は黒目がちですが、白目とのコントラストが明確です。そのため、どこを見ているかがよくわかります。これは群れで狩りなどをする際、仲間同士どこを見ているかを把握する必要があるため黒目と白目が発達したと考えられています。

散歩に行きたいときは、リードと飼い主さんの顔を交互にみる、おいしいおやつの入った冷蔵庫をじっと見つめるなど、犬の視線に根負けした経験のある飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

ちょっと実験をしてみましょう。おやつの入った箱と、何も入っていない箱を用意します。犬の前でおやつの入った箱を見たり、指を差したりしてみてください。多くの犬が、おやつの入った箱を見事当てることができると思います。もしできなくても犬それぞれの個性があるので、気にしないでください。

頭がいいと言われるチンパンジーには、人の視線や指差しがなかなか理解できないことがわかっています。犬と人だからこそ、視線での会話ができるのですね。

人のあくびが犬にも移る?

人があくびをするのを見ると、つい自分もあくびをしてしまうことがありますよね。実は犬と人でも、あくびが移ることが実験でわかっています。愛犬の目の前で、わざと大きくあくびをしてみてください。

飼い主さんのあくびを見ていた愛犬も同じようにあくびをするかもしれません。犬が人の模倣をしたり共感したりする能力があることが考えられます。ただ飼い主さんがそばにいて興奮しているときもあるので、移らないこともあります。

犬と一緒に過ごすよろこび

犬と人との絆は不思議なものです。犬の目を見つめて撫でているだけで、そして寄り添っているだけで気持ちが落ち着いてきます。犬も同じように穏やかな気持ちになり、安心しています。

飼い主さんに悲しいことがあると、心配そうにしてくれる愛犬。そしてうれしいときは一緒に喜んでくれる愛犬。犬と人は伴侶だからこそ、言葉を交わさなくても心を通じ合わせることができます。犬とたくさん見つめあって触れ合い、犬との絆をさらに深めてください。

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