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猫の通院のストレスを減らすコツ(後編)

動物看護士
阿片俊介
[記事公開日] 2019-06-18 [最終更新日] 2019-09-18
前編に引き続き、猫の通院のストレスを減らすコツをご紹介していきます。
室内飼育が一般的になってきている現代では、お家からほとんど出たことがないという猫も多くいます。
外出に慣れさせるためのコツ、そして実際に動物病院でどうやって待合室でのストレスを減らすかについてご紹介いたします。
猫の通院のストレスを減らすコツ(後編)
前編では、キャリーに慣らし安心できる場所にするための方法と、キャリーに入った状態での移動をお家の中で慣れさせる方法についてご紹介しました。
以前よりキャリーに対して抵抗感が減ってきたら、今度は外出の練習をしましょう。

外出の練習

実際に動物病院に通院する頻度は、健康であれば数ヶ月に1回、少ない子では1年に1回程度かもしれません。
そんなたまの外出では、外に慣れるどころか毎回怖い思いをしてしまいますよね。
外は風も吹いていますし、車の大きな音もします。
知らない人に話しかけられることもあるかもしれません。
外出は室内飼育の猫にとって未知の世界です。
いきなり病院へ、ではなく少しずつ慣らしていくことが重要です。

キャリーでの移動に慣れたら、まずはちょっとだけ外出してみましょう。
玄関の外に出て、外の空気に少しだけ触れさせてからすぐに家に戻ります。
これを何度か繰り返し、少しずつ外にいる時間や移動する距離を伸ばしていきましょう。
このときも決して無理をせず、長い目で慣らしていきます。

長い距離や時間の移動に慣れてきたら、実際に動物病院に行ってみましょう。
この時は診察などはせず、体重を測るだけ、待合で看護師さんとお話しするだけにします。
予め動物病院の先生や看護師さんに相談しておきましょう。

動物病院の待合室での工夫

動物病院の待合室でも猫のストレスを減らすコツがいくつかあるのでご紹介します。

1.ブランケットで視界を隠す
慣れない環境では、周りが見渡せるより視界を遮ってあげた方が安心する場合が多いです。
待合室には犬も猫も同じ空間でいることが多いので、犬との直接的な接触も防ぐことが出来ます。
また、普段お家で使っているブランケットならお家のニオイがついているのでより安心できます。
最近では猫にやさしい病院も増えてきており、待合室に猫用のブランケットを常備している病院も増えてきていますが、かかりつけの動物病院ないようであればお家のものを持っていくことをお勧めします。

2.キャリーは地面に置かない
猫はその習性から、高い位置から様子をうかがうことを好みます。
キャリーケースはなるべく地面に直接おかず、膝の上かスペースがあれば椅子の上など少し高い場所に置くようにしましょう。

3.キャットフレンドリークリニックを探す
キャットフレンドリークリニック(CFC)とは、ISFMという団体が定めた国際基準を満たした”猫にやさしい動物病院”のことをです。
近年、日本にもCFCを取得した動物病院が増えてきており、猫が診察を受けやすい環境が少しずつ整ってきています。
CFCの動物病院では犬用と猫用の待合室が区切られていたり、別々の場所になっている所もあります。
何より、CFCを取得した動物病院は猫と飼い主さんのストレスを少しでも減らすために工夫をしている動物病院なので安心してご利用できると思います。
お近くにCFCを取得した動物病院がある方はそちらに行ってみてもいいかもしれません。

お勧めのキャリー

意外に重要なのがキャリー選びです。
最近ではリュック型のものやかわいらしいデザインのものも多く販売されていますが、動物病院通院時に最もお勧めなのは、ずばり”上蓋がしっかり開くプラスチックタイプ”です。
理由は、最もキャリーに入れやすく、出しやすいからです。
リュック型など布製のものは形状が柔らかいのでキャリーに入れるのがとても大変ですし、前後どちらかにしか出口がないものは出すときに引っかかれたりと怪我をする危険もあります。

上蓋が開くタイプであれば、無理やりキャリーから出されるストレスもありませんし、注射等はキャリーに入ったままでも行うことが出来ます。
お出かけ用はかわいいリュック型でもいいかもしれませんが、通院用はしっかりとした形状のものをご用意することをお勧めします。

まとめ

猫は動物病院に来院する頻度が犬よりも低く、本当に具合が悪くなって初めて受診するという方が多くいるのが現状です。
猫のストレスを第一に考えるのはもちろん大切ですが、それによって病気の発見が遅れたり必要な治療が受けられないという猫たちを見るととても残念に思います。
猫とその飼い主の方が来やすい動物病院づくりをしていくことは動物病院にとって急務ですが、飼い主の方にも愛猫に必要な治療や検査を受けさせてあげるためにしてあげられることはたくさんあります。
少しずつで構いませんのでできるところから始めてみましょう。

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