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愛犬にマッサージ療法を行ってみよう

ホリスティックケア・カウンセラー
青山 信子
[記事公開日]  [最終更新日]
マッサージと聞くと、お母さんの肩たたきの延長のように考える人も少なからず居ると思います。
ここではマッサージ療法として、確立している技術をご紹介いたします。
[ 目次 ]
愛犬にマッサージ療法を行ってみよう
マッサージというと、肩が凝ったからほぐすイメージの肩が多いと思います。もちろんマッサージによる血行促進効果を得て、肩や腰の疲労感が解消されることは多いです。これは犬にも効果があります。

しかし気をつけないと行けないのは、人間と犬では骨格に違いがあります。また小型犬では骨や筋肉も大変細いことで、ちょこっとの気持ちで、痛めてしまっていることも、、、。

お互いにリラックスをしている状態で、心を通わせて行うことで、心身の安定が行われます。鎮痛効果もある脳内ホルモンであるエストロゲンが作られやすい環境を整えることで、苦痛を和らげ、心の状態が落ち着く効果が得られます。

マッサージの基本

マッサージの基本はリラックスし、お互いが楽しむことです。

マッサージする順番は、

1.深呼吸を数回行います。ペットがリラックスするまで静かに話しかけたりします。

2.耳の付け根や額、頬、マズルの周りをそっとなぜる程度のマッサージを行います。

3.耳はそっと優しい力で、回すようにマッサージを行います。

4.頭部から尾に向かって毛並みに沿って両手で静かにゆっくりと撫ぜます。

5.足の付け根から、足先に向かっても優しくゆっくりと撫ぜます。

6.手のひらを平らにして肩にあて、そっと円を描くようします。皮膚がすこし動くことを感じながら、ゆっくりと円を描きます。

7.腰も肩と同様に、手をそっとあて、ゆっくりと円を描きます。

8.次に指先を使って、背骨の両側をそっと円を描くようにゆっくりと指を動かします。

9.最後に頭部から尾にかけて、初めとおなじように、ゆっくりと撫ぜていきます。

この撫ぜている時に、冷えを感じる部分が無いか、熱を発している部分は無いかを確認します。他よりも冷たく感じる部分は血行不良を起こしている可能性があります。また熱を発している場合、炎症反応の可能性があります。また、触ろうとすると犬が緊張するや、触らせないように隠すなどの場所は、すでに痛みが出ている可能性があります。
このような場合には、専門医や専門家へすぐに相談しましょう。安易な自己判断は、早期発見の妨げになる可能性があります。

以下に三点の家庭でも行いやすいマッサージ法をあげます。またこれらの他にもコンプレッション、パーカッションなどがありますが、力加減が難しい場合もあります為、こちらでの紹介を控えさせていただきます。

自宅でできるマッサージ法1-ストローキング(撫でる)

主なストローキングの実行方法に前述のように、頭部、首から尾に向かって、また足の付根から足先に向かって、順番にゆっくり撫でます。

手のひら全体を使って、深い呼吸にて、ゆっくりと円を描くような動きで撫でていきます。この時に強い圧力は要りません。少し皮膚が動く程度です。

自宅でできるマッサージ法2-エフルラージュ(軽療法)

エフルラージュは、浮腫がある場合に行います。脚の選択から付け根に向かって静かにゆっくりと少しの圧力を加えながら撫ぜていきます。

リンパ液の還流を促進させ、体液の循環・排出を助けることが目的です。決して強い圧力の加えすぎには注意してください。

自宅でできるマッサージ法3-ホールディング(手をあてる)

ホールディングは、麻痺がある場合や、軽い熱感・冷感がある場合などに有効な手法です。

ゆっくりと時間をかけて気になる部位に、手を当てます。手を当てている内に、自分の手がとても熱くなってきたら、反対の冷めている手で行うなどすることで、患部の血行を改善させ、熱感を覚ましたりすることができます。

また全身のマッサージに慣れておらず緊張が激しい場合など、リラックス効果もあります。

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