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犬と高齢者「アニマルセラピー」

ドックセラピスト
安藤夏子
[記事公開日] 2019-05-08 [最終更新日] 2019-05-08
ワンちゃんはお年寄りと生活することで、おじいちゃんやおばあちゃんを元気にしたりして、張り合いを与えます。

ワンちゃんとお年寄りの関係。
良い事、悪い事をお伝えします。
[ 目次 ]
犬と高齢者「アニマルセラピー」
最近、高齢社会に伴い、介護施設がとても増えましたね。

介護施設にいるお年寄りは、ただ日々の生活を送ることの繰り返しで、張り合いというものを感じられなくなっています。

ところが最近、そんな介護施設にワンちゃんが施設訪問しているんです。

アニマルセラピーといいます。

アニマルセラピーの効果をご紹介します。

アニマルセラピーってなに?

アニマルセラピーとは、動物を通して人に癒しの効果を与えます。

病気の症状が緩和されたり、患者さんの表情が明るくなり元気になるなど、不思議な力が動物たちにはあると言われています。

直接動物に触れてみたりすると、不思議と元気になり、お年寄り自身に自信が持てるようになり、会話が増えるなど、たくさんの良い事が起きています。

介護施設の生活

介護施設に入所しているお年寄りは、毎日朝から晩まで、同じ日々を繰り返し送っていることが多いのです。

特に入居型の施設では、一年中一定の室温に保たれた部屋の中でほぼ暮らしています。

ですから季節の変化を肌で感じることも少なく、ぼんやりと過ごしてしまうことが多くなってしまいます。

もちろん、お散歩に行ったり、イベントなどの楽しみもあるとは思いますが、張り合いみたいなものが持てずにいます。

ワンちゃんの訪問

そんなところにワンちゃんたちが訪ねて来ると、急に表情が明るくなり、ワンちゃんに触れようと歩き出すお年寄りもいます。

お膝の上にワンちゃんを乗せて上げると、優しく撫でながらそのワンちゃんに語り掛けたりとても楽しそうにしてくれます。

元気に駆け回るワンちゃんを見て、大きな声で笑うおじいちゃん。

お漏らししちゃったワンちゃんを見て、「あらあら」とお掃除をしてあげようとするおばあちゃん。

何匹かのワンちゃんが遊びに行っただけで、こんなにも行動的になり笑顔になるんです。

愛らしいワンちゃんに、頑固爺さんも首ったけですね。

犬と高齢者「アニマルセラピー」

お年寄りとワンちゃんの2人暮らし

子供が独立をしてしまい、気が付けばワンちゃんと2人暮らしになっていたなんてお年寄り、意外と多いんです。

でも、そんなお年寄りは、ワンちゃんの面倒を見ないといけないという責任感からでしょうか、認知症になる確率が少ないと聞いたことがあります。

お散歩に連れて行かないといけなかったり、ワンちゃんの餌だって買って来て上げないといけませんから、強制的に歩く機会であるので、足が丈夫で自立しています。

餌を与えないといけないし、時には病院に連れて行ってあげないといけないです。

そんなことが張り合いになるのだといいます。

夜はお茶を飲みながらワンちゃんに語りかけたりして、一緒に時を過ごすので、認知症になっている暇がないのかもしれません。

犬と高齢者「アニマルセラピー」

気を付けないといけないこと

セラピー効果で、お年寄りにはいい事がたくさんありますが、でも気を付けないといけないこともたくさんあります。

気を張っていても、何かの拍子に怪我をしてしまったり、病気になってしまったりはどうすることも出来ません。

そんな時残されたワンちゃんはどうしたらいいのでしょうか?

ご家族たちが引き取って面倒を見てくれたらいいのですが、中には捨てられてしまう子もいます。

また、家にほったらかしにされて、病気になってしまっていたり、ワンちゃんの孤独死なんてこともあるんです。

最近はペットと入居可能な介護施設もあるといいます。

そうならないためにも、後々の事をしっかりご家族と話し合っておいてあげましょう。

アニマルセラピーは特別なことではありません

アニマルセラピーは高齢者に限らず、子供だったり、大人だったり、全ての人の心を癒してくれます。

イジメに合っていた小学生が、ワンちゃんを飼うことで、友達が出来たと喜びました。

せっかく出来た友達を大切に思う心から、自分が強くならなくてはと、イジメになんか負けてられないと登校するようになりました。

リハビリを嫌がっていた飼い主を、もう一度この子を散歩に連れて行きたいと立ち上がらせたのも一匹のワンちゃんでした。

これらみなアニマル効果です。

動物たちは人の気持ちがわかります。

元気のない飼い主を見れば心配をします。

嬉しそうにしていれば、一緒にはしゃいで駆け回ってしまいます。

特別な資格なんてなくても、ワンちゃんたち動物は人を癒してくれます。

最期の別れの時

最後に私の愛犬の話をします。

愛犬の名前はロン。

16歳のシーズーでした。

去年の4月に肺炎を起こし亡くなりました。

彼は最後の瞬間に「ペロッ」っと私の手のひらを舐めて、息を引き取りました。

私はその彼の行動でペットロスにならずに済みました。

「精一杯のケアをしてもらったよ」という彼からのメッセージだったと。

1年半のワンワン介護が終わりました。

最後の最期に私を癒してくれたアニマル効果でした。

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