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無理せず楽しく!年齢に合わせた散歩の仕方

愛玩動物飼養管理士1級
持永朝美
[記事公開日]  [最終更新日]
犬の散歩は年齢に合わせて時間を変えることが大切です。今回は、犬の年齢を3段階に分けてそれぞれに合わせた散歩方法を紹介します。
[ 目次 ]
無理せず楽しく!年齢に合わせた散歩の仕方
犬散歩をする際にはその年齢での犬の体の状態を考えてあげることが大切です。また、散歩をする意味についてもしっかりと理解しておきましょう。

犬の散歩の役割

犬の散歩をする役割には、どのようなものがあるのでしょうか。犬の散歩をすることで、犬のストレス発散や運動不足が解消できます。

室内外の犬でも外で飼っている犬でも、散歩に連れて行かずずっと拘束しているとどうしてもストレスがたまってしまいます。家で暴れたり走り回ったりすることが多い犬の場合は、ストレスが蓄積してしまう可能性があるので注意が必要です。

1日に1回は散歩に連れて行かないとストレスが溜まりやすくなってしまうので、散歩に連れてってあげるようにしましょう。

また、犬は元々狩猟犬だった種類もいるので、運動不足を感じることで様々な弊害が出てしまうことがあります。運動不足を解消するためにはやはり散歩に連れて行く必要があります。犬種によって適した散歩時間が異なるので、飼っている犬に合わせた散歩をすることが大切です。

無理せず楽しく!年齢に合わせた散歩の仕方

ヤング(1〜2歳)の散歩の仕方

正しい散歩の方法としては、どのようなものがあるのでしょうか。犬の散歩では、種類だけでなく年齢に合わせた散歩をすることも大切です。ということでここからは、犬を3段階の年齢に分けてそれぞれに合わせた散歩の方法を紹介します。

まだ若いヤング世代の犬の場合は体力が有り余っているので、犬が過剰に引っ張って足腰を傷めてしまう可能性があります。将来的に後ろ足の筋力が弱ってしまうこともあるので、注意しましょう。引っ張ったら止まるなどして、引っ張りすぎないしつけをすることが大切です。自分の好き勝手なところに移動してしまう可能性があります。

また、この時期の犬は好奇心が旺盛なので、いうことを聞かなくなってしまうことがあるので、きちんとしつけをしておくことが大切です。

ミドル(2〜6歳)の散歩の仕方

ミドル世代の犬は知恵がついてきて一番充実している時期なので、この時期の散歩は犬と一緒に楽しめる遊びを取り入れましょう。例えばフリスビーを使って犬とコミュニケーションをとるのでもいいですし、マラソンをしながら犬との絆を深めるのでも良いでしょう。

ドッグスポーツを日常の散歩に組み込むことで犬のストレス発散にもつながりますし、飼い主も犬も心身ともに健やかに過ごすことができます。

シニア(7歳〜)の散歩の仕方

7歳以降になってくると体力も衰えてしまうので、若い頃のように激しい運動をさせることはお勧めできません。ミドル期までは歩けたような階段や坂道の歩行も困難になってしまうことがあるので、犬の目線で考えて散歩をさせることが大切です。

散歩に行くことも大切ですが、まずはしっかりと健康診断を受け、どの程度の運動ならば負担なくできるのかということを考えて運動をさせましょう。

散歩時のマナー①排泄物はしっかり処理する

散歩をする際には、飼い主がきちんと犬を管理していないとトラブルの元になるので気をつけなければなりません。以下のようなポイントをチェックして、安全な散歩を心がけましょう。

散歩中に犬が排泄をしてしまった場合には、きちんと処理をするのが飼い主としてのマナーです。フンをしてしまった場合には袋に包んで持ち帰る必要がありますし、おしっこをしてしまった場合には水で流しておくのが鉄則です。

お散歩用のマナーバッグや水圧ブラシなども販売されているので、これらの道具を用意しておくと便利です。

散歩時のマナー②他の犬とむやみに近づけない

散歩中に他の犬と出会うこともありますが、不用意に近づけないことが大切です。相性が良ければすぐに仲良くなることができますが、相性が悪い場合には一方がもう一方を攻撃してけがをさせてしまこともあります。そうなると相手の飼い主との間でのトラブルに発展してしまうこともあるので、注意が必要です。

散歩時のマナー③リードを必ずつける

散歩に行く際には首輪やハーネスをつけた上で、リードを使って犬の動きを制御する必要があります。大丈夫だと思っていても、犬は様々な刺激に敏感なのですぐに反応して、走り出してしまうこともあります。その結果他の犬や人に危害を加えたり、車と接触してけがをしてしまう可能性があるので、必ずリードをつけて犬の動きを制御するようにしましょう。

正しい散歩のポイント

散歩に出かけるとなると犬は喜んではしゃいでしまいがちです。興奮していると思わぬ方向に走り出してしまうことがあるので、まずは玄関で犬をリラックスさせて、興奮を抑えてから出かけるようにしましょう。

また、犬が散歩中に好き勝手に動いてしまった際にマテやオスワリなどのしつけがきちんとできていれば、犬の動きを制御しやすくなるのでおすすめです。


今回は、年齢ごとの犬の散歩のポイントや散歩中の注意点についてまとめました。犬は若い頃とシニア期では体力にも差が出てしまうので、散歩の仕方をその都度見直すことが大切です。

また、散歩に行く場合には排泄物の処理や他の犬との接触トラブル回避など、飼い主が心がけるべきことがたくさんあるので、こちらも頭に入れておきましょう。

しっかりとしつけを行った上で散歩を行うことで、犬と飼い主が互いに気持ち良く散歩をすることができるようになります。

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