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犬を室外飼育での注意点とメリットとデメリットを紹介

愛玩動物飼養管理士
川久保真由美
[記事公開日]  [最終更新日]
最近は犬を室外で飼育する方は減ってきていますが、全くいない訳ではありません。では、犬を室外飼育する時には、どのような点に気を付けるべきなのかを紹介していきます。
[ 目次 ]
犬を室外飼育での注意点とメリットとデメリットを紹介
ひと昔前までは、犬の飼育場所と言えば玄関先や庭先であることが多く、犬は「番犬」としての役割を与えられていました。
しかし、ここ数年で犬は「家族の一員」という位置付けに変化し、大型犬であっても室内で飼育する人が圧倒的に増えてきています。
そこで、現在でも室外で犬を飼育している方に向けて、室外飼育をする場合の注意点やメリットとデメリットなどを紹介していきます。

室外飼育での3つの注意点

玄関先や庭などで犬を飼育する場合の、注意点を3つ紹介します。

①逸走に配慮する
室外にて飼育している場合には、ワイヤーや鎖などで犬を繋いでいるかと思います。
これらは、日々雨風にさらされるだけでなく、犬が動くたびに地面と擦れている状態です。当然のことながら劣化もしていきます。

ところが、ワイヤーや鎖を定期的に確認している方は意外と少ないようです。
日々劣化していくワイヤーや鎖が何かの弾みで突然切れてしまうこともありますので、定期的に全体をチェックすることは大切です。
また、万が一それらが外れてしまったり切れてしまったりした時のことを考慮し、犬の首輪には迷子札を付けておいたり、外門は必ず閉めておいたりする習慣を付けておくのもおすすめです。

最近では、マイクロチップを犬の体に埋め込む処理をする方も増えてきています。災害などの予期せぬ事態が起きて犬が逸走してしまった時にも、マイクロチップの情報を読み取ることで、飼い主さんとの再会がスムーズに行われたという実績もあります。


②庭に生えている植物をチェック
人が食べても問題のない食べ物でも、犬が食べると体に悪い影響を与えるものがあることはよく知られていると思います。植物に関しても同様のことが言えます。
季節ごとに美しい花を咲かせるものであっても、犬の体にはよくないものが実はたくさんあります。一例としては、球根を持つ植物です。

犬は土を掘る習性があり、夏場などは冷たさを求めてよくそのような行動をします。その時に土の中にある球根を見付け犬が誤って食べてしまうと、中毒症状を起こしてしまう可能性があります。
食べた量にもよりますが、最悪の場合には死に至ることもあるでしょう。
それ以外にも、葉に含まれる成分に中毒症状を持つ植物や、花粉に毒性の物質を含むものもありますので、庭に生えている植物に関しては、必ず犬にとってそれが安全なものなのかを確認するようにしましょう。

③感染症予防を徹底する
その姿を確認することができなくても、外には多くの野生動物が生息しています。
そのなかには、犬にも感染し病気を発症させる病原菌を保菌している動物もいるでしょう。
室外飼育の場合には、犬は当然外で食事をしますので、その食べこぼしや匂いで野生の動物たちは意外と近くに潜んでいる場合があります。
それらの持つ病原菌から愛犬を守るためにも、定期的に予防接種を受けさせておくのがおすすめです。

また、以前は夏場しか居ないとされていたノミやダニなども、ここ数年は1年中生息していると言われています。
これらを媒介にして感染する病気や、寄生されて貧血症状などを起こさないように、ノミやダニを駆除する処理をしておくことも大切です。
また、夏場には蚊も出てきますので、フィラリア予防や犬小屋やの周りなどの虫除け対策をしておく必要もあります。

室外飼育でのデメリット

室外での飼育に関してデメリットを紹介します。

①犬自体の衛生面
やはり24時間室外で生活をしていれば、犬小屋があったとしても犬の体は汚れてしまいます。
ブラッシングなどでケアをして一見キレイに見えていても、被毛や皮膚には意外と汚れが溜まってしまいます。

②犬の変化を見落としてしまうことも
室外飼育の場合、人との生活空間が別になってしまうため、犬の些細な体調変化を見落としてしまうこともあります。
また、散歩を毎日行っていても、室内飼育と比較したらコミュニケーション不足は否めません。
雨戸のある家庭では、夜間それを閉めてしまえば犬の様子は全く分からなくなってしまいますので、それも気になる点の一つです。

③犬は本来群れで生活する動物である
犬は本来群れで生活する習性を持っています。
多頭飼いの場合にはこれは当てはまりませんが、1頭だけで室外で飼育される環境は、本来の犬の生活とはかけ離れていて、なかにはそれをストレスに感じる犬もいます。
信頼のおける仲間に守られ、又は自分が守る立場となり、犬はそのような環境で生活をする習性を強く持っていて、それが飼い主さんへの忠誠心にも繋がっています。
その忠誠心からこの家を守るという意識を持ち、立派に番犬を務める犬も勿論いますが、なかには1頭での生活がなかなか馴染めず、そのストレスから無駄吠えをしてしまうようになる犬もいます。

犬を室外飼育での注意点とメリットとデメリットを紹介

室外飼育でのメリット

室外での飼育はデメリットばかりではなく、メリットも当然あります。

①番犬の任務をこなしてくれる
犬の持つ性格にもよりますが、立派に番犬として働いてくれる頼もしい犬もいます。
特に縄張り意識の強い性格の犬は、自分のテリトリーである敷地内に家族以外が立ち入ることを容易に許しません。
ただし、犬は賢い動物ですから、その生活を続けていくうちに警戒をする必要のない人と、そうでない人をきちんと見分けていくようになり、必要な時にだけ吠えたり威嚇行動を起こしたりして家や家族を守ってくれるようになっていきます。

②自然の状態で生活を送れる
外での生活は、夏は暑く冬は寒いものです。それは本来の自然での生活となります。
また、風にのってくる様々な匂いを感じ取ることができ、日差しを体全体にたっぷりと浴びることもできます。
一年中温度調整の保たれたなかでの生活よりも、自然の環境下で伸び伸びとした生活を送ることも、犬にとっては必要なことです。

まとめ

犬を室外飼育する場合の、注意点とメリットやデメリットについて紹介してきました。
犬の飼育環境は、それぞれの家庭の事情などによって様々となりますので、一概にこれが最適であるということは言えません。
ただ、最近は昼間は外に繋いでいる飼育環境でも、犬の安全面などを考慮して夜間はガレージの中や玄関内など、他人が触れることのできない場所に移動させる方が増えてきています。
飼い主さんの生活環境や犬の性格や安全面を考慮して、最適な飼育環境を整えてあげるようにしてください。

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