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犬の健康に役立つ食材豆知識~昆布~

ホリスティックケアカウンセラー
西村百合子
[記事公開日] 2019-05-22 [最終更新日] 2019-05-22
「和」の食生活に欠かせない食材「昆布」。和食の基本ともいえるのが「昆布だし」と言えます。昆布は、どこのご家庭のキッチンにもあると思いますが、最近では、フランスからシェフが昆布だしの取り方を学びにくるというほど、注目を浴びている食材でもあるのです。古くから「よろこぶ」と言って、縁起ものにも使われる昆布には、素晴らしいパワーがあります。今回は、犬にとっても有効な昆布パワーについて、詳しくご紹介します。
[ 目次 ]
犬の健康に役立つ食材豆知識~昆布~
海の恵みをたっぷりもらった昆布は、犬たちにとって大切な栄養素であるミネラルを豊富に含んでいます。ミネラルの中でも、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、マンガンなど微量でカラダの維持や調節に欠かすことのない栄養素が昆布には豊富に含まれているのです。大切な栄養素であるこのミネラルは、体内で作ることができないため、食べ物から摂取することが大切です。ミネラル豊富な昆布を、ぜひ犬のごはんに加えてあげてください。

カラダの機能を調節してくれるヨウ素の含有量がトップレベル

ヨウ素はミネラルの一種で、カラダのバランスをとる甲状腺ホルモン機能を高めてくれる役割を果たしています。また、健康な皮膚と被毛の維持、新陳代謝アップ、集中力向上、ダイエットなど犬にとっては欠かせない栄養素といえます。特に、甲状腺機能が低下すると、体重増加、無気力、お散歩に行きたがらない、攻撃性が出る、便秘、下痢、嘔吐、心臓疾患などさまざまな症状が出る場合があります。甲状腺は、犬の健康を保つ上で大切な働きをする機能なのです。昆布に含まれるヨウ素は、そんな甲状腺機能を維持するのに有効な成分なのです。

ダイエットにも役立つ食物繊維が豊富

昆布に含まれる食物繊維は水溶性の食物繊維です。昆布に含まれる海藻類特有の水溶性食物繊維が「アルギン酸」と「フコイダン」。この食物繊維がゴボウの約5倍、サツマイモの約8倍も昆布には含まれています。中でも、アルギン酸は胃では消化されず腸へ移動して大腸の働きを活発にするため、便秘解消に役立ちます。また、腸内での糖質の吸収や脂質の吸収を抑える働きがあるので、ダイエットにも役立ちます。

犬の健康に役立つ食材豆知識~昆布~

抗がん効果が期待できるフコイダンがたっぷり!

昆布のヌルヌル成分は、フコイダンをいう水溶性食物繊維によるものです。フコイダンには、自然治癒力を高めてくれることから注目されているNK細胞を活性化する作用があります。NK細胞が活性あすることで、免疫力が高まり、がん細胞の増殖を抑制するだけではなく、正常な細胞へと変化させる働きをすると言われています。

犬に欠かせないカルシウムも豊富

カルシウムは、骨の成長や維持に必要な犬にとっては大切な栄養素。カルシウムというと、動物性の食品を思い浮かべがちですが、昆布には牛乳の約7倍ものカルシウムが含まれています。ミネラルの一つでもあるカルシウムは、体内で作ることができないため積極的に摂取することが必要です。特に犬は、人間の14倍ものカルシウムを必要としています。特に手作りご飯をあげている場合は、カルシウム不足になりがちです。カルシウム不足は、筋肉のけいれんや硬直、食欲低下、嘔吐などの症状が現れます。カルシウム不足にならないためにも、昆布を上手に使うことがおすすめです。

天然のミネラルで健康に

昆布には、ヨウ素やカルシウムの他にカリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは、犬のカラダの組織を作ったり、調子を整える役割を果たしています。海のミネラルをたっぷり吸収して育つ昆布のミネラルは、他の食品やサプリメントから摂取するミネラルに比べ消化吸収率が高いと言われています。ミネラルは犬の体内で作ることができない栄養素です。ミネラルは、バランスよくとること大切。昆布は、犬に必要なミネラルがバランスよく含まれている食品といえます。

昆布の栄養素を摂取するには

犬にとって必要なヨウ素は体重1kgあたり15μg、カルシウムは体重1kgあたり100〜120mgです。与え方としては、だしを取ったあとの昆布を粉末にして、フードにふりかけたり、昆布を水につけて昆布のエキスを抽出した昆布水でフードをふやかす、昆布水で鶏肉や野菜を煮るなどの方法があります。また、昆布だしをとった時に、少しだけ犬用に取り分けてあげることもおすすめです。ドライフードを食べている場合は、慢性的なヨウ素不足になっている恐れがあるので、日常の食事にぜひ取り入れてあげて下さい。

犬の健康に役立つ食材豆知識~昆布~

過剰摂取に要注意!

昆布の栄養素は犬にとってとても有効な成分ですが、多量のヨウ素を長期間にわたり摂りすぎてしまうと、正常な状態の甲状腺機能が低下してしまう恐れがあるので注意が必要です。また、食物繊維が豊富なため、あげすぎるとお腹がゆるくなることもあります。はじめのうちは少量から様子を見ながら、適切な量を決めるといいでしょう。くれぐれもあげすぎには注意してください。

さいごに

アルカリ性食品の代表格でもある昆布。与え過ぎには注意が必要ですが、昆布に含まれる豊富な栄養素は是非犬にも摂取してもらいたいもの。与え方も、粉末にする、昆布水を作るといたって簡単で手間いらずです。与えず着には注意が必要ですが、どのご家庭にもある昆布を有効利用して、犬の健康に役立ててあげてくださいね。

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